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1.182009
初釜 後座編
初座編に続き後座編を紹介したいと思います。
後座とは、濃茶から薄茶までの事をいいます。写真にもあるように初座は掛け軸でしたが、後座は青竹で作られた花器にツバキ、シダレヤナギを入れた物に変わっています。
初座は「陽」として明るい所で会話などを楽しみながら懐石を頂く。それに対して後座は「陰」として電気を消して棚の横にある蝋燭?の明かりだけでお手前をしていきます。初座、後座で「陽」と「陰」の茶事の舞台を作る事が基本みたいです。
また濃茶では、会話はほとんど無く蝋燭が作り出す陰翳の中でお手前を見ながら濃茶を頂く。薄茶は、濃茶よりも気楽に考え会話を楽しみながら薄茶を頂くとのこと。
特に印象に残っているのが、蝋燭が作り出す陰翳の世界。釜から出る蒸気や先生の姿が影として映り非日常的な世界に入った感じで、毎年感動してます。
初座から後座が終わるまでだいたい3時間半くらいの時間でしたが、本当にゆっくりとした時間が過ごせて楽しめました。
いつか招待される側から招待する側になれるよう、これからも茶道について勉強していきたいと思います。
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