ブログ(庭師の日記)
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1.272010
ひとつの成果。
未生流の活け花を習い始めて、2年2か月が過ぎひとつの成果がでたんじゃないかと思う出来事がありました。それは未生流の1月号の雑誌に僕が活けた花が載った事!
載ったのは去年9月に開催されましたアートフェスティバルで、陶芸家とコラボして活けた花です。下の写真が載りました。
雑誌に載った文章は、「活け花の構成としましては、中心に力強く存在感のあるクロマツを格花で、その周りには柔らかな雰囲気で季節を感じて貰いたく、盛花でススキ、クリ、リンドウ、フウセンカズラなどをいけました。花器の配置としましては、庭園の石組みの三尊石などを参考にしました。」こんな感じで載せて頂きました。
今もう一度この写真を見ると、もっとこう活けた方がよかったんじゃないか。等々考えてしまいますが、陶芸家の方から声をかけて頂いて、フェスティバルに参加でき、沢山の事を勉強させて頂いて本当感謝感謝です。
今年もフェスティバルはあるそうなので、何らかの形で参加できたらなと思っています。その時はまた載せたいと思います。
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1.162010
2010年 初釜
先日先生の所で行われた初釜に行ってきました。初釜では、初座と後座があります。
初座とは、席入りして初炭から懐石までの事を言います。後座とは、濃茶から薄茶までの事をいいます。
初座の写真です。床の間には、軸だけを飾りその中で懐石を1時間30分くらいかけて食べました。普段の生活では、1時間以上かけて、食事する事がないのでゆっくり一つ一つの料理を味わいながらたべ食べたように思います。後座の写真です。後座では軸から花を飾り、電気を消して棚の横にある蝋燭?の明かりだけでお手前をしていきます。ゆったりとした空間の中で、お濃、お薄を頂いてとても癒された感じがします。
特に印象に残っているのが、蝋燭が作り出す陰翳の世界。釜から出る蒸気や先生の姿が影として映り非日常的な世界に入った感じで、毎年感動してます。
初座から後座が終わるまでだいたい3時間半くらいの時間でしたが、本当にゆっくりとした時間が過ごせて楽しめました。
いつか招待される側から招待する側になれるよう、これからも茶道について勉強していきたいと思います。
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1.62010
今年もスタート!!
今日からいよいよ仕事がはじまります。毎年の如くまずは倉庫などの整理、片付け、溜っていたゴミの掃除、そして僕の担当である、キタヤマスギ(台スギ)の剪定もします。資材置き場の近くに約300近く植わっているのですが、毎年順番に剪定してます。載せている写真がキタヤマスギ(台スギ)の写真です。庭にキタヤマスギが数本植わってあると、庭に高低差が出来庭が広く見えます。そして常緑なので年中緑で、他の樹木が落葉する冬には存在感が一層あります。
ぜひお客様のお庭にキタヤマスギを!ご連絡お待ちしております。
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1.32010
明けましておめでとうございます。
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。去年は不景気と言われる中なんとか仕事があり、弊社に依頼をしてくださったお客様には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。本年も代表(父)と二人、また手伝いに来てくださる職人さんと力を合わせて頑張っていきたいと思います。本年も植雅造園を宜しくお願いいたします。
載せています写真は、事務所前にあるショウウィンドウに活けています松などです。毎年正月には、活けるようにしてます。事務所前を通られる際は、ぜひ見ていってください。
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12.302009
新年を迎える前に。
毎年恒例の筧の取り換えを12月29日から今年はしています。いつもはもっとギリギリになってしまうのですが、今年は余裕をもってお客様の家々を周っています。写真の方は、我が家の家の前にある蹲の写真です。筧と柄杓を新しい物に交換しました。これで気持ちよく新年を迎える事が出来ます。
来年も植雅造園をよろしくお願いいたします。
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12.232009
鉄平石貼り
今取りかかっている現場の写真を載せます。お客差様のご要望により、草が生えないよいうに庭のほとんどを丹波鉄平石を貼っていきます。鉄平石を貼る時には、ルールがあり、それを考えながらまた、勾配も考えながら貼って行くのがなかなか難しくです。
貼り終わった後に、一部分だけ細かく貼ってもいけない。全体を考えながら貼っていきます。完成後の写真をアップします。乞うご期待!
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9.292009
長かったようで、あっという間。
27日に9日間あった、丹波篠山・まちなみアートフェスティバル2009が終わりました。多くの方が来られたみたいで、多い日だと2000人を超えてたようです。販売してたミニ盆栽も売れ行き好調で、追加追加で最終日にはほどんど売れてました。
1日目が1つも売れてなかったので、心配してたんですが売れてホッとしてます。よかったよかった。それでは前回のブログから追加した作品を紹介したいと思います。
まず一つ目は陶芸家×石材店×造園家がコラボした作品ですね。
右の花入れを陶芸家が先に作り、それに合わせて石材店が石を加工して作った作品です。それに僕がヤブサンザシの枝を1本活けました。始めは花器に書いてある絵の蔓を絡ませたりしてみたんですが、最終的にシンプルな方がいいと思って1本にしました。
この花器に活けるのが一番難しかったです。今も他にどんな活け方があったかなぁって考えちゃいますね。2つ目はつつみの形をした花器に活けた作品です。
花材は、アケビ、シロバナホトトギス、ワレモコウです。ちょうどこの花器が出来上がった時に、アケビが手に入ったので使ってみました。
軸となる枝にアケビを絡ませて実を垂らし、葉を前もってきて実が完全に見えないように少し隠してみました。
この二つが新しい作品です。
最後にこの9日間フェスティバルに参加されてる芸術家の方々と話す機会もあり、多くの刺激を受けました。もっともっと攻める気持ちを持たないとあかんって思いました。ギラギラしていかんとって。
大変やったけど、勉強させてもらったし、新しい出会いもあり楽しかった。アートフェスティバルは来年もあるみたいなんで、どんな形でもいいから僕も参加して作品を出したいなぁ。それに向けて今から準備準備!来年も僕に声がかかりますよいうに・・・。
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9.212009
丹波篠山・まちなみアートフェスティバル☆
今日で3日が終了しました。一日目は仕事休みを貰って、花の位置、角度、高さなどの最終調整を行って、こんな感じになりました。
クロマツを格花として、庭でいう正真木としてもってきました。正真木とは、庭園の主要景観の中心となる部分に植栽される常緑の木のことです。
クロマツを中心として、周りの四つは盛花として柔らかい感じにしそして、盛花の方で、季節を感じてもらえるように手前からイタドリ、ケイトウ。二列目はクリ、小菊、ソリダコ。三列目はウンリュウヤナギ、小菊、リンドウ、フウセインカズラ。四列目はススキ、リンドウ、ルドベキアです。
小間の方の部屋は、立礼を置きその上に陶芸家の方が作られた茶碗、水差、蓋置を置きました。その前に茶庭とまではいきませんが、器の上にトクサ、ハコネギク、オトメギボウシ、ハツユキガズラ、チシマヒメトクサ、キヌイトナンテン、ハマヒサカキ、ツツジを植栽して小庭を作りました。
ちょうど昨日からハコネギクが咲いてくれてます。
その他には、ミニ盆栽。
花器に茶花を入れたりと、色々してます。
後6日もあるので、どんどん花も入れ替えていって、新しい事に挑戦していきたいと思ってます。
また新しい物が増えたら更新したいと思います。
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9.162009
準備。
今日は、アートフェスティバルの準備を7時くらいからしてました。陶芸家の方から預かっている、出来上がった花器8つの中から、6畳の空間に5つ配置しようと思ってます。
配置の仕方は、石組みの応用で、だいたいこんな感じ?かな・・・。自信ないけどとりあえず決めました。写真載せときます。
その5つの花器の中から3つ選び、昨日買ってきた花、家にある木をぶった切って車いっぱいに積み、いざ花の先生のもとへ。
自分で考えた構図がどうなのか。花と取り合わせはあっているか確認しながら、どうにか10時には3つとも活け終わりました。その内の一つは、まだ完ぺきこうれで行こう!って決まってないけど、今はホッとしてます。
残り2つ、そして期間中に花器を変える可能性があるので、予備での3つも考えとく予定にしてます。
さてさてどうなることか。よし!!気合いれて今から27日の試験に向けて勉強だ。
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9.112009
9月19日から27日まで。
9月19日から27日まで篠山城築城400年のイベントとして、河原町で丹波篠山・まちなみアートフェスティバルが行われます。
河原町の古民家をお借りして、篠山ゆかりの現役アーティストの作品を展示します。参加人数は36人で、美術家、陶芸家、ガラス造形作家、建築家、写真家、画家、書家、彫刻家などなど。その中の陶芸家のお一人から声をかけて頂いて、今回コラボすることになりました。もう日が迫っているのに、全然出来ていない状況なんですが、時間がある人!ぜひ見に来てください☆
一応見にくいかもしれませんが、チラシ貼り付けときました。よろしくお願いします。