お寺
花山院菩提寺 阿弥陀如来と二十五菩薩鎮座の庭
阿弥陀如来と二十五菩薩鎮座
阿弥陀如来を中心に配し、普賢菩薩や観音菩薩などが雲海に鎮座している様を丹波石とサツキツツジ、タマリュウで表現しています。
庭園奥にある蓮華の水鉢を水元に、曲水の庭でもあります。
5月にはサツキツツジが庭一面に咲き、庭園を彩ってくれます。
庭園 奥 蓮華の水鉢
庭園奥には名古屋で作ってもらった蓮華の水鉢を配し、清らかさを表すと共に、神秘的な生産、産出の象徴となっています。
蓮華の水鉢を水元とした流れ
蓮華の水鉢から水が溢れ出て、その水が曲水を描きながら庭園の中を流れていきます。
水の流れる所はゴラタ石で施工し、所々に役石を配しました。
灯籠とモミジ
柚の木型灯籠とモミジの取り合わせ。
面積みの上には寒ツバキを、下草にはシャガやヤブラン、タマリュウを植栽しました。
庭園内の通路写真
庭園内の通路としてあられこぼし(左写真)、延べ段(真ん中)、板石(左写真)で据えていきました。
蹲(つくばい)周辺
回遊式の庭園になっており、その中に蹲を配置しています。
蹲の周りには、台杉を植栽し、庭に高低差を出しています。
蹲アップ写真
織部灯籠と円筒型の水鉢の組み合わせ。
筧は日本の竹を使った物を使用しています。
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